ホーム HOME > 常寂光寺の四季 FOUR SEASONS
イロハモミジとオオモミジの自然交雑種の変異、赤から黄色への微妙なグラデーションが美しい。
この葉の多彩な変化が古来から紅葉の名所として歌に詠まれつづけてきた小倉山のモミジの一番の特徴であると考えています。
イロハモミジは葉が細かく、枝も女性的で繊細な樹形をしています。
オオモミジは、葉が名前のごとく大型で、枝も太く直線的な伸び方をします。
ダイナミックなモミジと繊細なイロハモミジが混生して、単調でない景観を作り出しています。
秋の紅葉、春の芽だし、いずれの時期も、基本種(イロハモミジ、オオモミジ)とその自然交雑種の個性あふれる葉の色彩に浄土の花木のような美しさを感じます。
2008.11.30